永遠の愛を教えて。
ガチャン…と
ドアを閉めたものの…ドアノブを握りしめたままのあたし…
カナリ警戒中…
そんな、あたしに
神川さんは
「そんなに警戒しないでよ」と軽く言い放ち
ブランド物の高そうなYシャツの胸ポケットから煙草を取り出し
火を点けると
プハーと白い煙りを上に吐いた。
煙草の煙りが鼻につく…。
「座ったら?」
「いいえ…ここで、結構です…」
「いいから、座りなよ。」
そう言って、高そうな皮のソファーをポンと叩きながら
手招きした。