永遠の愛を教えて。

ガチャン…と

ドアを閉めたものの…ドアノブを握りしめたままのあたし…


カナリ警戒中…


そんな、あたしに
神川さんは

「そんなに警戒しないでよ」と軽く言い放ち


ブランド物の高そうなYシャツの胸ポケットから煙草を取り出し

火を点けると

プハーと白い煙りを上に吐いた。


煙草の煙りが鼻につく…。


「座ったら?」

「いいえ…ここで、結構です…」

「いいから、座りなよ。」


そう言って、高そうな皮のソファーをポンと叩きながら

手招きした。




< 62 / 274 >

この作品をシェア

pagetop