NAO
†病室



 あたしは走って病室に入った。



 「父さん!」


 「愛…」



 中に入るとベッドから起き上がった父さんがいた。



 「愛…すまない…心配をかけて…」



 そう言って話す父さん…あたしと目を合わそうとしない。


 気まずい空気に優しい声が入って来た。



 「愛ちゃん、お父さんと話せた?」


 「古賀さん…」



 優しく話す古賀さんに何も言えなかった。


 古賀さんは父さんの隣に行き、話をしている。


 父さんと話す古賀さんは嬉しそうー…。


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