NAO
「もし…」
「もし?」
「もしも…おばさん達が言っていた事が本当だったら…愛はどうする?」
「え…やっぱり…本当…なの?」
ナオは下に俯いて答えない。
何も言わないナオを見て…本当なんだと思ったー…。
「…ャダ…そんなのイヤだよ!ナオが…ナオが死ぬなんて…そんなのイヤだよ!絶対…治るって言ってよ!」
あたしは、ナオにしがみついて言った。
「俺だって…死にたくねぇよ!だけど…どうにもならないんだ!」
「ナオ…あたし…」
「ごめん…やっぱり俺達…繋がっちゃいけねぇのかも。」