NAO
『ダメなの…ナオは…あたしの分まで…生きて…』
「…りだょ…ムリだよ…俺は愛がいないと何も出来ない…側にいてくれねぇと…生きていけねぇよ!」
『ナオ…』
「…むょ…頼むよ…側にいさせてくれょ…」
俺は力無く膝をついたーー。
そんな俺に愛は
『ナオ…あたしの日記帳…読んでくれた?』
優しい口調で話してくる。俺は首を横に振った。
『だったら…それを読んで。12月25日の所だけでも良いから…お願い…』
そう話す愛に俺は顔を上げたーー。