NAO
†手紙
愛ちゃんと約束をした俺は、古賀さんにある事を聞いた。
「古賀さん、愛が最初にしていた…赤いピアスってありますか?」
「赤いピアスならあるわよ。大事に閉まっているから。」
「本当ですか!そのピアス…見せてください!」
俺は頭を下げてお願いした。
「直樹君…ちょっと待ってて。今持って来るから。」
そう言って古賀さんは奥に行った。ホッと安心する横で
「アンタ…もしかして…相田…直樹?」
隣を見れば、ずっとソファーに腰掛けていた女性がいる。
「そうだけど。何で俺の事知ってんの?」
そう答えると驚いた顔の女性。