NAO
真剣な顔で話始めたー…。
「前に…一度だけ…愛から…手紙が来たでしょ?」
ポツリと話す唯に頷いた。
あの手紙は…机の引き出しの中。
大事に閉まっている。
手紙の存在を思い出していた俺。
「実はあれ…あたしが書いた手紙なの!」
顔を下に向けて強い口調で話す唯。
ーーえ…あの手紙は…愛からじゃないのか?
手紙の真実に…何も考えられない。
どう…答えて良いのか分からなくなっていた。
ただ、驚く事しか出来ない俺。
唯はチラッとナオを見た。
そこには、真っ青な顔をして驚くナオーー。