NAO
そんな俺を周りはずっと支えてくれた。
周りの助けがあって俺はここに立っている。
なぁ…愛。俺は…あの頃より強くなったか?
ちゃんと…夢を叶えられているか?
この場所に来て…何か言って欲しいーー。
「なぁんてな…愛が出てくるわけないし。」
クスッと笑いながら呟いて、学校とは反対に進もうとしたーー。
「ナオー!」
後ろから聞こえる声ーー。
この声…知っている…覚えているー…。
俺はゆっくり後ろを振り向いた。
目を細めて見れば…。