NAO



 あたしはすぐに起き上がったーー。


 父さんは額を抑えながら、あたしを見たーー。



 「…愛…」



 父さんは酔いが覚めたのか、正気になっていたーー…。



 「また娘を襲うなんて最低だよ!」



 あたしは父さんを睨んで言ったーー。


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