悪魔で天使王子


「じゃぁ会長私をおぶって向こうに送って貰えませんか?」



『無理です。


僕の運動神経では軽々行けると思うのですが

それは100%ではないので無理です。


それに貴方の体重を足して計算すると確率が大幅に下がってしまうので。』



もう私傷つきました。



皆さん勘違いしないで下さいっっ。

会長に重い重いって言われてるけど



普通です。並です、並。

いたって普通です。


けど実は私は太っているのか?

自分で気付いてないだけとか。


そう考えると更にテンションが下がった。



「じゃぁ私の事は放っておいて

勝手に勉強して下さい。」




『させて頂きます。』


そう言うと会長は


机の方に歩き出した。



どっすーーん



「えっ?何?」



『こんなの計算外だ。


こんな所にバナナの皮があるな、んて、』


なぜこんな所にバナナ皮が?


会長はまた蹲ったまま動かない。


「あのぉ大丈夫ですか?」


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