悪魔で天使王子



そして会長はゆっくり私から離れた。



「会長?」


『ごめん。』



「もとに戻った?」




『うん。


御免。迷惑かけて。』



「別に大丈夫です。」



『じゃぁさボタン留めろよ。』


真っ赤な顔で会長が言ってきた。




げっ留めるの忘れてた。


やっぱりこの会長が一番好きだ。


「着替えたいので

向こうまで運んでもらえませんか?」



『分かった。』


私を軽々抱き上げて私の部屋まで運んでくれた。


『着替えたら呼べよ。』


「うん。」
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