悪魔で天使王子




「コンコンッ

失礼しまーす。」






「羽衣こっちこい。」



先生に呼ばれ個室の部屋にはいった。



「お前この成績じゃ三年には上がれないぞ」



「マジですか?」



「マジだ。」


私の前にひよこちゃん(2)や1の並んだ

成績表が置かれた。


私ってこんなにアホだったの!!

今更自分のアホさに気づくなんて

やっぱりアホだ。





「留年は覚悟しといた方がいいぞ。」



「どうしても駄目ですか?」

こうなったら泣き落とし作戦だ。

ウルウルした目で言ってみた。




「だめだ。

花粉症か?目赤いぞ。」




あえなく失敗。。。


「花粉症じゃありませーーーーーん」





恥ずかしくてムカついて来たので

職員室を早歩きで出て行った。








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