悪魔で天使王子


「そりゃ彼氏が好き。」



「ラブラブでいいよなぁ。」



「菫も彼氏作ったらいいじゃん。」




「そんな簡単に出来ないもん。」



「奥手で鈍感だもんね。

もしかして付き合ったことない?」



「・・・ぅん。」



「えぇぇぇ。お子ちゃまだぁ。」


「うるさい。」




「じゃぁキスもまだ?」



「もちろん。」

「わたしファーストキスいつしたか忘れちゃった。」



「はいはい。そうですか。」



「うわっひがみ?

この前なんか彼氏に押し倒されちゃってさ。」




「ひがんでなんか・・・。」



「分かった分かった。
菫にもいい人紹介してあげる。」



「そんなっ。」



「遠慮しなくていいって。

まだ帰らなくてもいいの?」



「やっばーー。
早く帰らなきゃ。


お邪魔しました。ばいばーい。」



ステーーキぃぃぃぃ。

ダッシュで角を曲がった瞬間


「えっ。」





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