そらいろ◇すくーるらいふ





授業は全部それなりに真面目に聞いた

私の入ってた高校より進度が遅かったから助かった

佑綺はどの授業でも積極的に質問や発言をしてる

ああゆうのって成績上がりそうだよなー

佑綺はそんなの考えてないんだろうけど

あたしも、次からは勇気出してやってみようかな

なんて考えてると佑綺が話し掛けてきた

今はお昼休みだ


「真波〜。お昼一緒に食べよ!」

「うん。食べよ〜」

あたし達は机をくっつけた

「よいしょ…っと
さて!転校生の真波ちゃんに質問ターイムッ」

「え?」

「彼氏はいますか?!」

えええぇ!

そんな事聞くの?

「あ、え、えと…」

そう!普通にいないって言えば良いんだよね

こうやって慌てた様子見せちゃうと余計疑われそうだしっ

「いないに決まってるじゃん」

「本当〜?怪しーい」

「本当だよ!
佑綺はどうなの?」

頑張って話しをそらしてみる

「んー、まぁ、一応ね」

「いるんだー!!」

彼氏かぁ…

彼氏がいるってどんな感じなんだろ

中学の時、告白された事は何度かあった

好きな人もいた

けど………

「何か、自分の事だとやだね」

「思い知った?」

「うぅ…
 じゃあ次!――」

昼休みは佑綺との話しに夢中で、あんまりご飯が食べれなかった

これ絶対午後やばいよ

あ〜 お腹鳴ったらどうしよ!











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