そらいろ◇すくーるらいふ





お菓子のお陰か、六時間目は集中して受けられた

「佑綺、帰ろ?」

そう言ったのは同じクラスの子

「あぁ葉子!いいよ〜
真波、一緒に帰んない?」

「え、良いの?」

「良いよー
あ、この子は黒上葉子ね」

「ということで、よろしくね」

「うんっ こちらこそ」


葉子ちゃんはスタイル抜群で黒髪のロングヘア

てかまじ足長〜 しかも細いし

モデルになれそうだなー


「そうだっ真波
アドレス教えてよー」

「あっ じゃあ私も…いいかな?」

「良いよ〜」

しばらくの赤外線でのやり取りを終えて、やっとあたしたちは教室を出た。


「二人は部活してないの?」

「うちははいってないよー
葉子は入ってるよね?」

「うん 茶道部と華道部に」

あー!

確かに葉子ちゃんは大和撫子って感じするっ

着物とかも凄い似合いそうだし

「葉子の家はお琴教えてるんだよー」

「えーっ じゃあ着物とかも持ってるの?」

「うん 少しだけどね」

「すごーい 着てるの見てみたい!
てか着物着てお琴弾いてる葉子ちゃんを見てみたい!!」

だってそんなの絶対似合ってるもん!

「んじゃ、今度の休みは葉子ん家行こ!
葉子、行って平気そー?」

「うん 平気」


そしてやっとあたし達は校門を出た











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