恋夢
「翔くんごめんね。綾子が
遅くなって。晩ご飯いっぱい
作ったから.いっぱい食べて!」
「いえいえ。いつも
ありがとうございます。
陽子さんのご飯旨いから
毎日来たいくらいです!!」
そんな陽子さんと翔の
会話に笑いそうになった。
「はい.翔のごはん!」
「サンキュー!!」
翔は私の前に座った。
「ハーツで何の話してたん?」
翔のそんな質問に.
翔の話だよ?なんて言える
はずもなくて。
「何でもいいでしょっ!!」
また可愛くない返事をする私。
「本当素直じゃね〜な!!(笑)」
「翔こそサッカー部どうなの?」
「楽しいよ。綾子も何か
部活入れよ?ダンス部は?」
私は中学の時ダンス部
に入っていた。
「う〜ん。また見学行ってみる」
「おお!!綾子が何か部活に
入ったら.帰んの同じ時間に
なりそうだから一緒に帰れんな」
さりげなくそう言う翔の言葉
にまた嬉しくなった。