恋夢

「ごちそうさまでした!!」

陽子さんがいっぱい
作った料理を翔は.旨い!!
と言って全部食べてくれた。

時計を見るともう9時。


「翔そろそろ帰る?」


「そうだな。あっ!綾子。
明日もいつもの時間に
迎えに来るから、寝坊
すんなよ?(笑)」


「分かってるよ!!それに
最近寝坊してないもん!!」


「えらいえらい」

翔が頭を撫でてくれた、
優しい翔が好き。


「じゃあ俺帰るわ。陽子さん、
ありがとうございました」


「また来てね、翔君。
翔君のために美味しいご飯
いつでも用意するから。」


「ありがとうございます(笑)」



玄関まで翔を送って


「じゃあまた明日。おやすみ」

「うん。またね。おやすみ」



そういって翔が自分の家
に帰って行った。


翔が家に入るときに
こっちを振り返ってまた
手を振ってくれた。


私も手をふりかえす。


私も部屋に戻って窓を
開けて翔の家を見ると
翔の部屋の電気が付いた。


翔...


家は隣同士ですごく近くに
いるのに.翔の気持ちは
すごく遠い気がする。


やっぱり幼なじみとしか
思われてないのかな...


いつも一緒にいるのに
何もできないままだった。

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