恋夢

「陽子さん.おはよ〜」

「おはよう。綾子...って
何その格好!?」

やっぱり陽子さんは
中学のときに比べて派手
になった私を見て
驚いてる


陽子さんとは.私の
親代わりのような存在で
とても優しい人。

私には両親がいない。

そのわけはもう少し
してから分かる。


「入学式くらいまともに
制服着たら〜?」


も〜わかってないなあ。
陽子さんは。


「入学式だからこそ
この格好なんだよ〜。
最初からなめられたら
嫌だしねっ」


最初が肝心ってみんな
言うじゃん?


「じゃあ行ってきまあす」





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