恋夢
「お母さんとお父さん
私をおいて死んじゃった。
私1人ぼっちになっちゃった。」
泣きながら翔に言った。
「そんなことない。綾子には
たい兄もひろ兄もいる。それに
俺も。約束しただろ?俺が
ずっとそばにいてやるって。」
そう言って翔は私の
隣に座った。
嬉しかった。翔が私の後を
追ってきてくれたことも、
あと約束を覚えててくれた
ことも。
「ありがとう」
私は涙を拭って翔に言うと
翔は照れくさそうに笑った。
しばらくしたら.ひろ兄と
たい兄も来てくれた。
「よかったー。綾子
どこ行ったかと思った。」
たい兄はすごく心配してた。
「家に帰ろ!!」
ひろ兄が手を引いてくれた。
大丈夫。私は1人じゃない。
たい兄もひろ兄も..それに
翔もいる。
こんなにも優しい
お兄ちゃんと翔がいて
本当によかった。