恋夢

届かない想い


「翔君が来てくれたわよ〜」

今朝も陽子さんが
そう言って私を急がせた。

「翔〜!!ちょっと待ってね」


部屋の窓から翔に言う。

「おう!」

最近は毎日翔と一緒に
学校に行ってる。

翔が私に合わせて
くれているんだ。

階段を急いで降りて
玄関で自分の姿を鏡に映す


「陽子さん.いってきまあす」

「いってらっしゃい!!」
< 34 / 37 >

この作品をシェア

pagetop