恋夢
「翔おまたせ!!」
「おう!!早く乗れ!」
そう言って翔の自転車
の翔が座る後ろを
ぽんぽんとたたく。
最近は翔に自転車の後ろ
に乗せてもらって学校に
行っている。
「いっそげ〜〜!!」
私は翔の自転車の後ろ
に座って翔の腰に手を
回した。
「綾子が遅いからだろ〜!
ちゃんとつかまっとけよ」
このときの私は本当に
幸せだった。
こうしてずっと翔と
一緒にいれたら...
自転車をこぐ翔の背中に
少しもたれて.そんなことを
考えていたんだ。