半妖時雨
『…承知。』
『………。』
もっといい返事の仕方があるだろうに…
『いい子だな…』
晴南の頭をなでると、哀しげに笑ってその場を立ち去った…
『…あの…っ…晴…南…さん…』
彼守我の怯えた声…
神社には、立っているのがやっとなくらいの狂気が漂っていた。
晴南は冷たく低い声で突き放した。
『どうした、狂気が怖いか。』
『違い…ます…
今…波動を…敵の数を…調べ…て…
数が……多すぎます…っ!!』