茜空の下で
それは突然に

その日の空は、青というより水色のような色だった。

まだ少し肌寒い4月
私は、真新しい制服に身を包んだ。

家から出て、いつもの坂道。

でも今日からは、左じゃなくて右に曲がるんだ。

不安半分、期待半分を背負って、自転車を走らせる。
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