茜空の下で

ギャハハハハハハ

教室から笑い声が聞こえる。

私は、集金袋を忘れていたことに気づき、教室に向かっていた。

「やっぱり良かったか☆」

「だよな、紗耶って絶対〇×のこと好きだと思った~♪」

(なんのこと?)

「俺、これで5人だ!!賞金は俺の物だな!!女子ってちょろいな♪」

「「ギャハハハハハハ」」

「んで、紗耶と付き合うのか?」

「ん~、あいつ結構良い顔してるしな、他に告った奴はやっぱりごめんって言っておけばいいんじゃね?」

「うわ~~!!こいつ超悪い奴だし!!」

「いいじゃん♪良い奴ほど彼女いねぇもんだって!!」




私は呆然と立ち尽くしていた。

あんなに優しかった人が、、、。

どうして、、、。
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