茜空の下で
「クラス一緒になったんだし、まぁよろしく♪」
「おう♪」
ガラッ
「はい、皆さん席に着いてーー♪」
みんなが席に着く。
「今日から、このクラスの担任になった、佐々木拓也(ササキタクヤ)だ、よろしくな♪」
見たところ、20代後半ぐらいの若い教師が挨拶をする。
「苗字が木村だったら良かったのにってよく言われるけど、いつもササタクって呼ばれてるから、みんなも呼んでください!!」
「ササタク~☆」
佐藤祐樹が叫んだ。
クラスは一瞬にして笑いの渦。