茜空の下で
「なんだ~い?」と、先生が笑いながら言うので、みんなはさらに笑った。
それからみんなの自己紹介をして入学式。
校長の話が長くてうんざりした。
戻ってくると、みんな近くにいる人に話しかけていた。
(ヤバイッ!!うちも話しかけなきゃ!!)
慌てていると、誰かが私の肩を叩いた。
「初めまして♪うち、里沙っていうんだ、よろしく☆」
その女の子は、私よりも5センチぐらい背が高くて、まっすぐな黒髪。
モデルさんみたいな綺麗な子だった。
「うちは紗耶、よろしく☆」