カメラ
撮影当日

この日 初めてカメラマンと会い挨拶をかわした

「はじめまして、川上綾です。よろしくお願いします」

「はじめまして、斉藤です。」

斉藤という男、年齢は35、6歳 身なりは
お世辞にも綺麗とはいえない、無精髭が生え綾は、あまり好印象には思えなかった

プルルル… 担当者の携帯が鳴り、申し訳なさそうに会釈し、スタジオから出て行ってしまった

「じゃあ、早速 衣装に着替えてもらえますか?」

「はい」

更衣室には、綾が想像していた、シンプルな下着ではなく、赤にレースでTバックといった派手な 下着が用意されていた。

「なにこれ…」

綾は言葉をなくしたが、ここで断れるはずなく ためらいながらも下着に手を伸ばした。
スタジオに戻ると
撮影の用意が着々と進められていた。

「もぅすぐ用意出来ますから、座って待っててください」

「はい」

椅子に座ると 慣れないTバックが 綾の
丸くふっくらした尻に食い込んできた。

モゾモゾと尻を気にする綾
すると斉藤が近づいてきた。

「どうしました?」

「いや…」

「お尻気になるんですか?直してあげましょうか?」

「え、自分でできますから…」

「衣装直すのも、僕の仕事だから、ほら後ろ向いてください」
促す斉藤

そう言われると綾も 返す言葉がなかった
「…はい…」

綾は椅子から立ち、後ろを向いた

「あぁ、ねじれてますね」

斉藤の大きくゴツゴツした手が、ためらいもなく 綾の尻に触れた

ピクっ… 綾は少しドキリとした…

綾には恋人がいたが、お互い仕事が忙しく だんだん会う時間もなくなり、もぅ1ヶ月は会っていない

綾に とっては久しぶりの 男の手の感触だった

すっ…と尻の割れ目をなぜる斉藤

綾は 斉藤の手が、なんだか心地よく感じた
「直りましたよ」

そう言われ、綾は
ハッとした

(いまは仕事よ、しっかりしないと…)
綾は自分に言い聞かせた

「それじゃあ、撮影、はじめましょうか」

斉藤がカメラを手に取った。
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