間違えメール
隼人はガバッと起きた。

「うるせぇなぁ。みりゃあいいんだろ。」

と乱暴にケータイを開いた。

送信者はまたも“ayumi0627birthday@xxxxxx.ne.jp”

隼人はメールを開けた。

一回目のメールは

‐‐‐‐‐‐‐‐‐
送信者ayumi0627birthday@xxxxxx.ne.jp
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Re:ごめんなさい。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
たけし、本当にごめんなさい。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐


二回目は

‐‐‐‐‐‐‐‐‐
送信者ayumi0627birthday@xxxxxx.ne.jp
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Re:Re:ごめんなさい。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ねぇ、お願い。許して。わたしが悪かったわ。お願いよ。
わたしはたけしがいないと生きてゆけない…
‐‐‐‐‐‐‐‐‐

隼人はこのメールを見て大笑いした。

「俺、たけしじゃねぇし。間違えメールかよっ。」

隼人はほっとこう…
と思ったがいい事を思いついた。


< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop