[元祖狂愛ホラー]続・狂おしいほど愛してる
カーテンの隙間から月の光が入る中
わたしはあるものをブスにかけた。
「うわっ」
ブスはびっくりして飛び起きた。
そして…
「ぎゃぁああああ!熱い、痛い、なんなの!!!」
悲鳴をあげた。
そんなに痛いのかしら?
塩酸化ナトリウム。
月の光でブスの顔がうつしだされる。
顔は真っ赤にただれ、肉がドロリと溶けだしているようだ。
「熱い、熱い、熱い!助けてぇ」
ブスはキッチンへ一目散に駆けて水を顔からかぶっていた。
顔を擦りながら一生懸命顔を洗い流す。
みすぼらしわね
ふふふ、いいきみ。
わたしは笑いがこみあげてきておもわず、
ぶっ、と笑いだした。
それに気付いたブスはわたしの方をみて
「あ、あんた誰よ!?あたしに何かけたのよ!?」
醜い口を開いた。