【幼なじみの恋愛事情】

☆雅人side

僕が、中3だった時彼女がいた。

彼女の名前は、望月梓紗。

浜辺さんみたいに、小さくて可愛くて守ってあげたい女の子だった。

3年になって初めて同じクラスになった彼女は、僕にとって初めて恋をした人だった。

ちょうど、席が前後だったのがきっかけ。

「森本くん、よろしくね♪」

彼女の笑顔に僕は、一目ぼれしてしまったんだ。

あんなに、かわいく笑う人を初めて見たから。

見た目は、サバサバしてそうだたが実は、心が広く人のことをしっかりと考えられる女の子だと。

そんな彼女と距離を縮めることができたのは、優馬たちだった。

俺と優馬、浩史、春馬は小学校からずっと一緒にいる大切な仲間だ。

そして、美鈴、加奈子、真穂も一緒に居た。

「ねえ、梓紗も一緒にお弁当入れてもいい?」

真穂が連れていたのが彼女だった。

僕は、嬉しかった。

神様は、僕に見方をしてくれてたんだと。

それから、一緒に行動するようになって……

夏祭りの日だった。

< 105 / 150 >

この作品をシェア

pagetop