【幼なじみの恋愛事情】
研修合宿の夜
★美里side
夏休みも終わり、蝉の鳴き声が消え秋を迎えようとしている今日この頃。
クラスは、ある一つの行事の話題に持ちっきり。
その行事は……
研修合宿だ。
1週間付属校が経営している研修センターに泊まるという1年生の中ではビックイベントなのだ。
「で、班はどうする!?美里は、あいつと一緒になりたかったらなっていいよ」
美鈴が、気にかけて言ってくれた。
けど……。
「ううん、私は美鈴達と一緒の班で行きたい。森本くんもそう言ってくれたし」
「そっかー、あいつ美里は大事にしてるんだな」
優馬が、ボソッとつぶやく。
森本くんは、本当に私のことを大事にしてくれてると思う。
どっかの誰かさんとは違って。
私は、ふと翔を見た。
翔は、ボーッと空を見上げていた。
あれから、翔とは朝会って一緒に登校するけど会話はほとんどしなくなった。
翔が怒るのは、無理はない。
私が悪いのは、わかってる。
けど、翔が空を見上げているときは機嫌がいい時ではない。
何か、考え事をしたり悩んだりしている時だ。
16年一緒に居ればわかる。
翔に声をかけようとしてもかけられない。
周りの目は、気になるし森本くんを心配させたくない。
そんなことを考えてたら、班のメンバーが決まっていた。
「ってことで、いつものメンバーで」
何人グループでもいいということになったため、8人グループになった私たち。
研修センターでは、きっと翔と二人にされるなっとなんとなく思っていた。
クラスは、ある一つの行事の話題に持ちっきり。
その行事は……
研修合宿だ。
1週間付属校が経営している研修センターに泊まるという1年生の中ではビックイベントなのだ。
「で、班はどうする!?美里は、あいつと一緒になりたかったらなっていいよ」
美鈴が、気にかけて言ってくれた。
けど……。
「ううん、私は美鈴達と一緒の班で行きたい。森本くんもそう言ってくれたし」
「そっかー、あいつ美里は大事にしてるんだな」
優馬が、ボソッとつぶやく。
森本くんは、本当に私のことを大事にしてくれてると思う。
どっかの誰かさんとは違って。
私は、ふと翔を見た。
翔は、ボーッと空を見上げていた。
あれから、翔とは朝会って一緒に登校するけど会話はほとんどしなくなった。
翔が怒るのは、無理はない。
私が悪いのは、わかってる。
けど、翔が空を見上げているときは機嫌がいい時ではない。
何か、考え事をしたり悩んだりしている時だ。
16年一緒に居ればわかる。
翔に声をかけようとしてもかけられない。
周りの目は、気になるし森本くんを心配させたくない。
そんなことを考えてたら、班のメンバーが決まっていた。
「ってことで、いつものメンバーで」
何人グループでもいいということになったため、8人グループになった私たち。
研修センターでは、きっと翔と二人にされるなっとなんとなく思っていた。