【幼なじみの恋愛事情】
「みー?」

みーは、リズムよく吐息を吐いて寝ている。

寝言か……

マジで、焦るし……

「風邪引くぞ」

俺は、みーに布団をかけてあげた。

「おやすみ」

床に布団を引き、気がついたら夢の中だった。

夢の中の俺は、まだ幼かった。

『翔ちゃん!!一緒に、遊ぼうよ~』

みーも幼かった。

『もうちょっと待ってて。あと、ちょっとでワークが終わるから』

俺あ、幼い頃から勉強をしていた。

やらされているわけではなく、自分から。

理由は、ただ一つ。

ちゃんとした、大人になるために。

みーを守るためだった。

しかし、みーは何も知らない。

『じゃあ、もういい!!1人で遊ぶもん!!』

そう言って、みーは家を出て行った。

―――――次の瞬間


――――キーッ


――――――――ドン!!

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