【幼なじみの恋愛事情】
「みー?」

名前を呼ぶ声が聞こえた

やっぱり生きてる

「翔が死んじゃったと思った」

私は、翔を見て笑ながら言った。

翔は、珍しく微笑んだ。

「俺が、死ぬわけないだろ?」

「うん!!」

私は、翔を強く抱き締めた

「もう、離れない。多分、翔のことずっと好きだったんだ。自分では気付かなかったけど……今、やっと分かったよ。

私には、翔が居なきゃダメなんだって……」

翔の顔を見れずに、ただずっと翔の胸の中で喋った。

「お前、気付くの遅すぎ。俺は、お前と会ったときから知ってたよ?

俺には、お前が必要なんだって……」

そう言って翔は、体を離しそっと私にキスをした。

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