【幼なじみの恋愛事情】
「ごめんね!!」
私は、息を大きく吸いながら言った。
「大丈夫だよ。渡辺くん、生きてた?」
「うん……」
「「あのさ……」」
二人の声が重なった。
「先にどうぞ」
「うん……」
私は、大きく深呼吸をし自分の本当の気持ちをまーくんに伝えた。
「私ね、気づいたの。
私が本当に好きな人は、翔なんだって。
まーくんも好きだった。
でも、翔とまーくんとでは気持の重さが違った。
翔は、ずっと一緒にいてそんな気持ち全く分からなかった。
けど、今日あんなことあって気づいたんだ。
私には、翔が必要なんだって。
翔じゃなきゃダメなんだって。
だから、ごめんね。
今までさ、ずっと一緒にいたのに……」
まーくんは、なぜか安心したように笑った。
「気づくの遅いよ?」
「えっ?」
「僕、最初から気づいてたよ。美里は、渡辺くんが好きなんだって。でも、美里のこと好きだから。渡辺くんの所に連れて行きたくなかった。だから、美里に告白したんだ。けど、今日改めて気づいた。
美里は、渡辺くんが本当に好きなんだって。
美里にとって、渡辺くんは本当に大切な人なんだって」
知ってたんだ。
気づいてないのは、私だけなのかもしれない。
「今までありがとう。これからは、友達として仲良くしてね。渡辺くんとお幸せに」
まーくんは、微笑んで私に背を向け歩き出した。
あのまーくんの笑顔は、一生忘れない。
私も背を向け歩き出した。
翔のいる方向へ。
私は、息を大きく吸いながら言った。
「大丈夫だよ。渡辺くん、生きてた?」
「うん……」
「「あのさ……」」
二人の声が重なった。
「先にどうぞ」
「うん……」
私は、大きく深呼吸をし自分の本当の気持ちをまーくんに伝えた。
「私ね、気づいたの。
私が本当に好きな人は、翔なんだって。
まーくんも好きだった。
でも、翔とまーくんとでは気持の重さが違った。
翔は、ずっと一緒にいてそんな気持ち全く分からなかった。
けど、今日あんなことあって気づいたんだ。
私には、翔が必要なんだって。
翔じゃなきゃダメなんだって。
だから、ごめんね。
今までさ、ずっと一緒にいたのに……」
まーくんは、なぜか安心したように笑った。
「気づくの遅いよ?」
「えっ?」
「僕、最初から気づいてたよ。美里は、渡辺くんが好きなんだって。でも、美里のこと好きだから。渡辺くんの所に連れて行きたくなかった。だから、美里に告白したんだ。けど、今日改めて気づいた。
美里は、渡辺くんが本当に好きなんだって。
美里にとって、渡辺くんは本当に大切な人なんだって」
知ってたんだ。
気づいてないのは、私だけなのかもしれない。
「今までありがとう。これからは、友達として仲良くしてね。渡辺くんとお幸せに」
まーくんは、微笑んで私に背を向け歩き出した。
あのまーくんの笑顔は、一生忘れない。
私も背を向け歩き出した。
翔のいる方向へ。