【幼なじみの恋愛事情】
―――キーンコーンカンコーン

「では、自己紹介が終わったので休み時間です」

そういって、先生は足早教室を出て行った。

その瞬間、男子は一斉に翔の所へ。

女子は、私の所にきた。

「ねーね!!なんで、うちの学校に来たの?」

いきなり、ギャルめの女の子が話しかけてきた。

「えっと、テニスの推薦で??」

「まぢ!!!テニスの推薦で、しかもうちのクラスとかめっちゃ最強じゃん」

周りにいる女子もテンションが上がっていた。

「すごいねえ!!あっ、うち真優」

背は、私よりは大きいけれど少し小柄でボブヘヤーが似合う元気な女の子が真優。

「私は、加奈子。よろしく」

背が少し高めで美人で黒髪が似合うクール系な女の子が加奈子。

これが、私と美鈴の仲良し4人組の最初の出会い。

他の女子もいろいろ話しかけてきて、みんなから一斉に質問が来たのが……

「翔とはどういう関係か」

ということだ。

「ただの幼なじみだよ」

そう伝えると、みんなからうらやましがられる。

そういうの慣れっこだけど、なんか……

翔の幼馴染というプレッシャーが大きい。

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