【幼なじみの恋愛事情】
委員会の仕事を終え、私たちはクラスの方の準備に回った。
まずは、衣裳に着替えた。
フリフリのドレスみたいな、格好は恥ずかしいと思いながらも鏡で自分の姿を見た。
やっぱ、幼く見えるな。
そう思いながら、ふと翔を見た。
翔の格好は、あまりにも絵になりすぎて自分が幼馴染で居ていいのかと思ってしまった。
かっこよすぎでしょ。
女子は、着替えたらナチュラルメイクをして髪を巻いてかわいくさせた。
男子は、髪を立ててイケイケになっていた。
「やばい、イケメン一人だけきらきら輝いてる」
そうつぶやいたのは、美鈴。
「まあ、しょうがないよ。浩史とか見ててウケる」
とか言いながらもずっと浩史ばかりを見ている真優。
その浩史を見ている真優が、とてもかわいく見えた。