【幼なじみの恋愛事情】
屋上に着くと、みーは「涼しい」と言って屋上の真ん中の方まで走って行った。

俺は、のんびり歩きながら風を感じていた。

あまりの人ごみで、とても室内が暑かった。

「涼しい」

俺も、そう言ってみーのところまで行って一緒に座った。

「文化祭ってさ、なんか疲れるね。なんだか、眠くなっちゃった」

そう言って、みーは仰向けになって空を見上げた。

俺もつられて、仰向けになり空を見上げた。

空は、青く雲一つない快晴だった。

「……みーあのさ……」

みーを見ると、スースーときれいなリズムで、寝ていた。

寝顔を見るととても愛おしくなってしまう。

こんな顔見ると、俺幼なじみでよかったなって思う。

そう思いながら、おれはそっとみーの唇にキスをした。

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