【幼なじみの恋愛事情】
勉強をしていると、携帯が光った。

優馬からの電話だった。

「何?」

『お前、大丈夫か~?最近、疲れてるみたいだけど』

「ああ……」

あいつもなんだかんだ、心配してくれてるんだ。

『あんま、美里に心配かけるなよ。あいつ、すげーお前のこと心配してたから。たまにはさ、ゆっくり会ってやってもいいんじゃねーの?付き合ってなくても、あいつの隣には、お前じゃなきゃいけないと思うんだ』

「ああ」

といわれても、今隣のベットで寝てますけど……。

『どうせ、お前は好きなんだろ?美里のこと』

「……うん」

『じゃあさ、もう少し素直になってあいつのそばにいてやれよ』

「素直って、これでも十分素直なんだけど」

あいつの前では、素直になっているつもり。



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