【幼なじみの恋愛事情】
ライバル

★翔side

「翔~おはよっ」

みーは、カゼえ2日間寝込んで復活した。

だから、妙にテンションが高い。

いつものことか。

俺は、2日間みーの看病をしてやった。

みーのお母さんが急に仕事が入ったため、代わりに看病してやった。

そのせいで、こっちにカゼが移ってきた。

「翔!!どうしたの~カゼ引いたの?マスクなんか、して~」

「……お前のせいだよ」

俺は、いつも以上にテンションが低かった。

「あっそうか!!ごめんね~、心配かけちゃって。今度は、私が看病してあげるからね~って、今日もしかして数学のテスト!?」

「うん」

「マジ!?無理無理、絶対ムリ~!!」

みーは、大きな声を出した。

「馬鹿、近所迷惑だろ」

近所のおばさん達が、こっちを向いていた。

「あっ」

みーは、ペコペコ頭を下げながらこそこそ話した。

「でも、あれでしょ?そんなに難しくないよね?」

「どうだか。この前の中間よりは簡単だと思うけど」

付属高が、低レベルなテスト出るわけないだろ。

「もう、いい!!諦める。別に、期末頑張ればいいもん」

開き直りすぎじゃね?

「はいはい」

気がついたら、教室についていた。

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