【幼なじみの恋愛事情】
放課後、私たち8人は翔の家でケーキを食べながら井戸端会議をした。

「で、何なの話って♪」

美鈴は、ニコニコしながら話題を出した。

「私ね、森本くんが好きなんだ♪」

「「……えー!?」」

翔以外の全員が、叫んだ。

翔を見ると、浮かない顔をしえアイスコーヒーを飲んでいた。

「っは?何で?」

「何で、あいつなの?」

「森本だよ?あの美男子の」

「つか、私あの子タイプじゃない」

「微笑み王子に行くわけか」

「何で、森本なんだよ。マジで」

みんなの感想を聞くとショックだったらしい。

「何でって、かっこいいし性格優しいし、頭いいし運動神経いいし何一つ悪いところないじゃん!!」

私は、そういうと水を飲んだ。

「美里って森本みたいな人がタイプだったんだ」

「うん」

「つか、俺森本嫌い」

「私も」

みんながうなずいた。

「何で?」

「何か、見ててむかつく。なあ?翔」

春馬が、翔に尋ねると翔はこくりとうなずいた。

< 93 / 150 >

この作品をシェア

pagetop