気づいてよ
…へ?
クラスが同じで席が隣という接点しかなかった私が?
同じ宇宙にいて同じ地球にいて同じ県にいて同じ空気を吸っていて同じ空の下にいて同じ地域で同じ朝日をみているという接点しかなかった私が?
とりあえず、ここはOK…だよね?
「う…うん。」
「じゃ。7時に駅前な。」
それだけ言うと、ドアをしめられた。
…な…なによー!?
何勝手に怒ってんのよ?!
こっちが怒りたいわよ!!
何が帰ってくれる?だって?!
あんたが入るかって言ったんでしょ?!
茶の一つもださんのかー?!
ぶつぶつといっている私は、端からみたら変じんだ。
痛い視線を浴びているのがわかる。