気づいてよ
改めて
「はーーー?!」
「ちょっ!奈々煩いって!」
此処は教室。
昨日浮かれすぎちゃって、昨日の事思い出せない…。
私ってこんなに夏川の事が好きなんだなぁ…とか思う。
「されより桧奈!!」
「はい」
奈々に昨日の事を話したら、すっかり興奮しちゃって、なんか引くかも…。
「それはいいポイント稼ぎね!!」
それとは祭りの事だろう。
「でも…昨日なんか怒って…「宮城おはよー。」
へ?
「ほらね。心配することないんだって。あいつあの性格だからちょっと分かんないとこもあるけどね。」
挨拶をしてきたのは、かわらず夏川で、昨日怒っていた姿と今笑っている姿は、まるで別人のようだ。
「改めて見るとさ、やっぱ夏川くんてかっこいーよね!」
小さな声で言う美香に、ちょっとむかっときた。
「桧奈ちゃんも、もっと積極的にいかないと!!あいつの周りには女いっぱいいるし…。ま、あいつには友達としか見えてないけど?」
「そーそー。周りの女みんなライバルなんだから!」
そういわれてみれば、みんな夏川の周りでだけすっごい化粧してる。
「「桧奈ももっと可愛くなろうよ!」」
美香と奈々がぴったり声をそろえたのには少しびっくりした。
でも、私も綺麗になりたい