気づいてよ


チュンチュン


翌朝、私はいつもより遅く学校に登校した。




「なによなによ!あいつのせいで目腫れすぎてむっちゃ大変だったんだから!」


「なーにぶつぶつ言ってんの?」


横から顔を覗いてきたのは、私の親友の一人、


神山奈々(カミヤマナナ)



「また夏川絡みでしょ?」



後ろからうんざりそうに言ってきたのは、


片山美香
(カタヤマミカ)


美香も私も親友の一人だ。



「その名前気いたらむーっちゃ腹立つ!!!」


私が二人を睨みつけると、二人はギョッとした。


「ま…まぁ。あいつは超純感の天然男だからね〜。」


「まぁ…気にしない方がいいよっ」



「あいつなんか大嫌い!!!」



「はぁ…。」


奈々と美香は顔を見合わせため息をはいた。
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