思い出に変わる時・・・・
離れる怖さを知った私は封印を解かれる事も怖くなっている。


「祐・・・・」


私の目は恐怖に怯えているか、これ以上来ないで


そういう視線を送っていたかもしれない。


そんな壁を作った所で祐は簡単に打ち砕いてしまう。


「祐・・・ 」


優しくせまる祐のKissを拒みきれるほど私も強くない


離れては重なる祐のKiss・・・。



「祐・・・・好き・・・・大好き・・・・」


とうとう私の思考回路はブチ切れて思わず本心を口走ってしまった


『どうしよう・・・ 』


祐はその言葉にビックリするでもなく、


「クスっ =3」


少しだけ微笑んで私を抱き寄せた。


祐は何も言ってはくれない。


ただ抱きしめてくれる祐の腕は温かく心地よくしっかり私の心を掴んで離してはくれない


抱きしめた私の顔を少し覗き込んで、


「好き ?」


「・・・・うん。」


私は口走ってしまった以上正直に答えた。


『祐からの好きはないの・・・ ? 』


『正直に言ったのに、好き って確認するくらいなら祐も何か答えてよ=3 』


「そうなんだ・・・」


「・・・・・。」


祐の答えた「そうなんだ・・・・」って意味が分からなかった。


よく分からない祐の答えに頭の中は、なぞなぞ状態。


「祐は・・・ ?」


私は思い切って言ってみる。


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