思い出に変わる時・・・・
できれば目立たないようにできないのかな…


背の高いサッカー部の副キャプテンをしているような人だけに目立つのは必然!


もちろん彼は人の目なんて、お構いなし!


2年の私の教室に迎えに来た。


「帰るぞ~」


「まだ終わってないから~」


「先生~こいついただいて帰ります~」


藤田は私の手を掴んで歩き出した=3


「ちょっ・・・。」


私はあきれる…


時間もないほど、勝手な行動で予測不可能だった。


いつものように溜り場になっていた友達のアパートに行った。


「お前ら本気で付き合う気?!」


先輩&後輩にもひやかされている…というよりは尋問。


「本気に決まってるから!!!」


藤田はふざけているのか、本気なのか私には全く分からなかった。


ただ、その日から藤田は私を自分の足の間に座らせるようになった。


隣りに誰も座らせない為…


恥ずかしいような…


心地がいいような…



< 11 / 138 >

この作品をシェア

pagetop