思い出に変わる時・・・・
「明日会える?」


「一応  大丈夫。」


「じゃ終わったらメールして!」


「俺のメアド=3」


喬さんはポケットから携帯を出した。


仕方なく・・・・


受信画面を出す


登録完了。


何気にカバンにしまいかけたら、


「菜緒ちゃんのは教えてくれないの?」


「あっ・・・・。」


慌てて送信した。


「家どこ?」


やりとりしている間に駅に到着していた。


「あの、本当に一人で帰れますから=3」


「・・・・。」


「分った=3  じゃ明日連絡して~」


私とは逆の方向だったので駅でBye-Bye。


『付き合う事になったみたい・・・・?』


初めての合コンで・・・・  動機は不純だけど・・・・  どう考えても男前!!!


悪い気は全然しません!


『私から言い寄った訳ではないし  まぁいいっか・・・・。』


「明日有希ちゃんに何て言おう・・・・。」


『疲れて帰るって言ったのに、男前に告られたのでGETしましたとは言いにくい=3』


喬さんじゃなかったとしても、今日の合コンの他の5人のどの人に言われてても悪い気はしないはず。



次の日の朝


有希ちゃんがチャイムが鳴る前に私の席の前に現れた。


「菜緒ちゃん=3 何で昨日帰ったの?!」


< 112 / 138 >

この作品をシェア

pagetop