思い出に変わる時・・・・
ご飯を食べて、お風呂に入りベッドに横たわった。


携帯がpika pikaしている。


見なくても誰からか分かる。


メール2件


e~喬さん


もう寝た?


e~有希ちゃん


あれから何処に行ったの?  喬さん格好よかったね~


「・・・・・。」


「眠い。」


返信をする事無く眠ってしまった。



e~喬さん


おはよう~


『喬さんってかなりマメな人!』


e~菜緒


昨日ごめんなさい=3  寝ちゃってた。


e~喬さん


いいよ~  今日終わったら行くね!


e~菜緒


は~い


学校に足を踏み入れたら


ドヤドヤと私の周りには人だかりができた。


「菜緒ちゃん=3 昨日のあれは何?」


「彼氏?  付き合ってんの?」


「・・・・・彼氏   付き合ってる。」


「超イケてる!!!  〇〇高校でしょ~ 何年?」


「2年」


「1こ上なんだ~」


「友達紹介してって言ってよ=3」


「分った  言っとく~」


「菜緒ちゃ~~~~ん!」


次は有希ちゃん・・・・


「昨日はどうだったの?」


「どうっだったって?」


「普通にお茶して、送ってもらっただけ~」


有希ちゃんはスクープを見つけた記者のように、事細かに聞いてくる。


『そんなに気になるのかな・・・・』


誰が誰と付き合っていようが、別れようが興味もなければ私には何の関係もない。


と私は思うんだけど、皆は興味深々なんだ~




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