思い出に変わる時・・・・
『よかった・・・・気持ち悪い奴扱いでなくて=3』


「宜しく」


「名前は?」


「山田 菜緒」


「俺 中村 理貴」


「昨日さぁ~俺の事かなり見てなかった?!」


「・・・・・。」


『ハイ!  かなり見てました=3  』


「俺に惚れたの?」


「はぁ?!  イヤ・・・・大丈夫です!」


「あっ  そう=3 かなり熱い視線だったから一目ぼれでもされたのかと思った~」


「ハハッ・・・  ハハッ・・・」


苦笑するしかない。


確かにそう思われても仕方がないくらい見てたけど・・・・・


ルックス最高!  性格最強! 無敵な感じ=3


勉強したくなくてメイクの学校を選んだのに、カラーの基礎知識とやらのせいで指が痛くなるほどノート、ノート、ノート!!!


図形を描いたり、とにかく指が痛くなるほどノートに字を書いている。


昼からの授業が苦手な私にとってホワイトボードとノートの目の往復はかなり辛い。。。


「お前バカそうだから寝たらついてけないぞ=3」


お隣の中村さんたら案外ストレート


「ご丁寧にありがとうございます=3」


半切れで答えたら


ふふっ・・・・・


軽く鼻先で笑われた。


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