思い出に変わる時・・・・
「もし、藤田が村上選んだらどうするの?」



「…考えた事もなかったです。」



「どうするんでしょう・・・・。」



「そうなる前に俺を選べよ!」



「えっ?!」



「俺は絶対にお前だけを見るから…。」


「…。」



藤井は、そう言って私の顔に顔を寄せてきた。


NO=3



「何やってるんですかぁ=3」



私は必死で笑いでごまかし逃げ切った。



藤井はスックと立って去って行った。



『怖い~~~!!!』



生綿で首をしめられるように、じんわり近付いて来る…



用心用心!



私はチャイムと同時に教室に入ってカバンを持ち出して家ではなく、溜り場のアパートに行った。



カギを借りて部屋の中で寝ていたら、



…Um…?



体が温い。


えっ(>0<:))))?!



同級生の荒川がベッドの横で寝ていた 。



「アンタ何やってんの?!」



私は慌てて飛び起き一緒のベッドで寝ている荒川を起こした。



「寝るなら向こうで寝てよ~」



「お前なんか襲わないから安心して寝てろ=3」



荒川は私の体を横倒した。

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