思い出に変わる時・・・・
私の表現は間違ってたかもしれない


「私だけを見て…かぁ 」


私がついつい小さな声で言ってしまった後、


「本当に気にしないで…」


少し大きな声で言った。


「ゴメン 気にしたくないんだ。  ただ見たくなくてもこうやって視界に入ってくるでし
ょ…」


それまでのLove×2な空気は村上の手紙でいっぺんに地獄に変わってしまう


沈黙のまま祐の帰る時間…


「明日ね…」


「BYE-BYE」


モヤモヤを残したまま祐は帰って行った。


夜ご飯を食べていても、


お風呂に入っていても、


考えるのは祐の事。


モヤモヤのままが、スゴく不安になって祐の声がどうしても聞きたくなった。


ダメだと思いつつ…


祐の家に電話をした。


♪~♪~


「祐さんいらっしゃいますか?」


「…。」


「アナタが菜緒さん?! 」


電話に出たのは祐のお母さんだった。


「ハイッ=3」


「祐ちゃんは、今勉強中なの…もう電話してこないでちょうだい!! 」


「祐ちゃんはね~大事な時なの アナタにも分かるでしょ! 」


「電話だけじゃなくて、お付き合いも止めてちょうだい=3 」


「…。」


「帰りも一緒に帰らないで 真っ直ぐ帰らせて 1人で帰れるでしょ! 」


「アナタの自転車も持って帰って=3 」


祐のお母さんは一度も息を吸わなかった…というくらいの勢いで一気に言われた。


今の私には…  かなりヘビーだった。


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