思い出に変わる時・・・・
授業のチャイムは2人とも全く聞こえなかった。
「菜緒...」
「分かった。」
泣いて叫んで嫌だと言いたかった。
でも嫌だという程の自信もなければ、祐の気持ちも分かってしまった。
変なとこだけ賢い。
私は涙をこらえて祐を残したまま教室に戻った。
別れてと言われた訳ではないのに、私の脳は別れて...と処理してしまった。
待っててなんて... 難しい事私にはできない。
好きなら一緒にいたいし、一緒にいられないなら好きでいても仕方がない。
帰る時間...
藤田よりも先に終わってしまった。
待つって何...?
どうしてたらいいの?
早足で校門から出た。
避ける事しか私にはできない。
会えば一緒にいたくなるから...
祐と話したその時から、脳みそがおかしくなったのか一度も涙が出ない。
脳内モルヒネが、悲しさのあまり感情を抑え込んでしまったみたい・・・
悲しいのかどうかも分からなくなった。
「菜緒!」
何日か経って、もちろん学校中に噂は広まった。
米さんの耳にも入ったらしい...
急いで帰る私を追いかけて来た。
「お前らどうなってんの?! 」
「...分かんない 」
「祐に聞いて...」
米さんは、あきれた顔で私を見る、
「菜緒...」
「分かった。」
泣いて叫んで嫌だと言いたかった。
でも嫌だという程の自信もなければ、祐の気持ちも分かってしまった。
変なとこだけ賢い。
私は涙をこらえて祐を残したまま教室に戻った。
別れてと言われた訳ではないのに、私の脳は別れて...と処理してしまった。
待っててなんて... 難しい事私にはできない。
好きなら一緒にいたいし、一緒にいられないなら好きでいても仕方がない。
帰る時間...
藤田よりも先に終わってしまった。
待つって何...?
どうしてたらいいの?
早足で校門から出た。
避ける事しか私にはできない。
会えば一緒にいたくなるから...
祐と話したその時から、脳みそがおかしくなったのか一度も涙が出ない。
脳内モルヒネが、悲しさのあまり感情を抑え込んでしまったみたい・・・
悲しいのかどうかも分からなくなった。
「菜緒!」
何日か経って、もちろん学校中に噂は広まった。
米さんの耳にも入ったらしい...
急いで帰る私を追いかけて来た。
「お前らどうなってんの?! 」
「...分かんない 」
「祐に聞いて...」
米さんは、あきれた顔で私を見る、